伊藤はり灸治療所　ノホホン日記

Hola!　伊藤です。

いや～、忙しい！そりゃあ、師走だからね・・・
そして、今日は地元の秋葉山のお祭り。今夜は9時頃から火渡りだね。
それにしても、暖かい。子供の頃、秋葉山のお祭りは空っ風が吹きものすごく寒かったものです。
地球よ！大丈夫か？雪よ、しかるべき所でしかるべき量で降っておくれよ

さて、例のイベントからギター熱が再発。病気じゃないよ。
そんな訳で、今回の主役はコレ。


そうです。クラシックガットギター。
実はこの子、50年位前の生まれ。大先輩です。
というのも、もとの所有者は母。当時はギターを習うのが流行だったようです。
しかし、私は生まれてこのかた母がギターを弾いている姿を見たことがありません。
つまりは『丘サーファー』よろしく、『なんちゃってギタリスタ』だった・・・というオチ。

私が高校でバンド組んでエレキを弾くまでは、このギターでポロロンとやっていたのです。
生音の暖かくて柔らかくて包み込むようなこのガットキターの音が今でも大好きです。
因みに、ラベルは、

高峰楽器製積所謹製　モンタノ　第七拾号
当時の約1か月分の給料で購入したとか。入門用としてはまずまず（のはず）。
今どきの日本製のメイドインチャイナなんて時代の代物ではありませんからね。

子供の頃から、弾いているのでぶつけたりしてボディーは傷だらけ。
艶もありません。クリアが割れて下地の木の色が出ているところもあります。
糸巻きのクロームは色あせて巻きのツマミが硬い。
でも、音はちゃんとなるんだな～。やさしい音が。
つまり、古いギターにありがちな割れや反りなどの致命傷はないってこと。



リペアのプランは、まずはボディーとネックとヘッドは磨きを入れる。
所々にある色剥がれをアクリル絵の具で補修してクリアー塗装。
動きが渋いクロームの糸巻きを新品に交換。
弦が当たるナットとサドルは現行がプラスチックなので牛骨に交換。
きっとそれだけでも見違えるように綺麗に生まれ変わると思います。たぶん音も。

楽しみだけど、手間と時間がかかりそう・・・。そして、失敗は許されない。
この緊張感がたまらないのだな～

Gracias