伊藤はり灸治療所　ノホホン日記

ども、のほほ～ん伊藤です

まさに春と言わんばかりの三寒四温です。
体調どうですか？引越しで腰痛めてませんか？

さて先日、静岡市美術館で開催されている、
『新美南吉誕生100年。ごんぎつねの世界展』に行きました。
そう、懐かしのごんぎつねです。小学4年生の国語の教科書では現役です。
著者は29歳で亡くなったのですが、実に300編以上の童話や詩を遺したとの事。
小学校時代の直筆の日記や書なども飾ってあり、非凡ぶりに圧倒されます。
兎に角、18歳の時点で身体が弱く自身でも30までは生きられない･･･と記していたりと、
生き急いでいた感も拭えない作品をじっくりと見ることができます。
また、色々な方が描かれた挿絵も飾ってありそちらも楽しめます。　
今週末の3月31日（日）まで。家族と行くもよし。ひとりでじっくり世界に浸るもよし

でも、私的にツボにはまったのは「恋多き男子」新美南吉の姿でした。

新美南吉は実はペンネームで、本名は正八といいます。
で、何で南吉なの？っていうと･･･その当時の恋人が咸子（なみこ）さん。
「なみこ」の「ナミ」が「ミナミ」で「ナンキチ」ってことらしいです。ハイ、浪漫ですな
この咸子さんはお見合いで他の方と結婚してしまうのですが、
失意のどん底で友人に宛てた手紙なんて、支離滅裂
非凡な彼も恋をしたらアナタと同じ人間です。悲哀から生まれる物語。
そう言えば、ごんぎつねも結末はとても悲しいですよね。
   
さあ、草食系なんて言ってられない。
アナタも第二の新美南吉です。人生はドラマチック
恋にやぶれて、哀しくて五臓が弱っちゃったら･･･ハリしましょう