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2013年09月12日
『「余命3ヶ月」のウソ』という本
まいど、伊藤です。
久しぶりに本の紹介です。
『「余命3ヶ月」のウソ』という近藤誠氏の著書。
この方の本、伊藤文庫に3冊ほど蔵書しています。集めた訳ではありません。
本の題名で買っていたらこうなった。
(インパクトのある題名だと、つい買ってしまいます)
さて、肝心の内容です。
日本医療における「がん」の認識が問われていると感じます。
手術も放射線治療も患者に相当のダメージを与えます。
その治療やダメージについて丁寧に書かれています。今の医療の現実。
しかし、その治療が果たして本当の「がん」にされていたのか?
「がん」ではなく「がんもどき」に対して行われてはいないか?
治療しなくてもよい「がんもどき」を治療をして亡くなる方。
治療しなくてもよい「がんもどき」を放置して生きている方。
いろいろと批判はあると思いますが、「がんもどき」の存在はあると思います。
実際にメスを入れ、摘出して「がん」ではなかったという方もいます。
騙されてはいけませんよ。と著者は言っている。
話題かわりますが、8月頃に胃がん検診についてオヤッというニュースがありました。
国(厚労省)は、バリウム検査と胃カメラ(内視鏡)とどちらかを推奨したでしょう?
久しぶりに本の紹介です。
『「余命3ヶ月」のウソ』という近藤誠氏の著書。
この方の本、伊藤文庫に3冊ほど蔵書しています。集めた訳ではありません。
本の題名で買っていたらこうなった。
(インパクトのある題名だと、つい買ってしまいます)
さて、肝心の内容です。
日本医療における「がん」の認識が問われていると感じます。
手術も放射線治療も患者に相当のダメージを与えます。
その治療やダメージについて丁寧に書かれています。今の医療の現実。
しかし、その治療が果たして本当の「がん」にされていたのか?
「がん」ではなく「がんもどき」に対して行われてはいないか?
治療しなくてもよい「がんもどき」を治療をして亡くなる方。
治療しなくてもよい「がんもどき」を放置して生きている方。
いろいろと批判はあると思いますが、「がんもどき」の存在はあると思います。
実際にメスを入れ、摘出して「がん」ではなかったという方もいます。
騙されてはいけませんよ。と著者は言っている。
話題かわりますが、8月頃に胃がん検診についてオヤッというニュースがありました。
国(厚労省)は、バリウム検査と胃カメラ(内視鏡)とどちらかを推奨したでしょう?
答えは、バリウム検査です。
バリウム検査で異常が見つかったら、胃カメラが有効だという。
理由は、バリウムは長年実施されていて、実績がある。検診側の手間が少ないから。(楽だから)
逆に、胃カメラだと治療の必要のない早期の小さな「胃がん」まで発見してしまうから。
胃カメラ検査と「胃がん」死亡減少という効果の科学的根拠が不十分だから。
おいおい、早期発見が目的なんでしょう?ってつっこみたくなりますが現実です。
(詳しくは検索してみてください。もっと詳しく書いてあると思います。)
ここから先は私の推測です。例えば、国が負担する医療費の問題が関係していないかな?
検査費用は胃カメラの方が当然高い。胃カメラ推奨にしたら更に医療費が上がります。
バリウムを取り巻く業界の保護もあるでしょう。こちらは切実だと思います。業界は必死です。
もちろん、病院側もみんながみんな胃カメラになったら人手も足りなくなるでしょう。
バリウム検査なら医者でなくても、一度に大量に検査することが可能です。
「国民の命を国がどうみているか」という問いについては、3.11から随分と考えさせられています。
早期発見、早期治療。これが国の方針です。
もし、胃カメラで小さな早期の異常が発見したら経過観察という方法をとればいい。
数週間もすればなくなる「がんもどき」が多かれ少なかれあるはずです。
しかし、皮肉にもこれだけがん検診の精度があがっているのに死亡率のトップ。
そういう矛盾したところを、この著者は指摘しています。
決して、著者は「がん」は放置すればいいとだけ言っているのではないと私は感じます。
矛盾を見抜き、患者に選択する余地のあること。この事を伝えたいのではないでしょうか。
「がん」に限らす、病と向き合う勇気を持つこと。
その勇気があれば、セカンドオピニオンを求める勇気もわいてくるはずです。
ほかならぬ自分の病、命です。
という事で、余命は本当は誰にもわからない。
患者の精気のみが知るといえばいいのでしょうか。
余命ととるか、寿命ととるか。その方の生き方も大きく関わってくるでしょう。
だからこそ、大切な時間を大切に生きましょうよという風に私は感じました。
患者さんで読んでみたい方はお貸しします。声をかけてください。
Gracias
バリウム検査で異常が見つかったら、胃カメラが有効だという。
理由は、バリウムは長年実施されていて、実績がある。検診側の手間が少ないから。(楽だから)
逆に、胃カメラだと治療の必要のない早期の小さな「胃がん」まで発見してしまうから。
胃カメラ検査と「胃がん」死亡減少という効果の科学的根拠が不十分だから。
おいおい、早期発見が目的なんでしょう?ってつっこみたくなりますが現実です。
(詳しくは検索してみてください。もっと詳しく書いてあると思います。)
ここから先は私の推測です。例えば、国が負担する医療費の問題が関係していないかな?
検査費用は胃カメラの方が当然高い。胃カメラ推奨にしたら更に医療費が上がります。
バリウムを取り巻く業界の保護もあるでしょう。こちらは切実だと思います。業界は必死です。
もちろん、病院側もみんながみんな胃カメラになったら人手も足りなくなるでしょう。
バリウム検査なら医者でなくても、一度に大量に検査することが可能です。
「国民の命を国がどうみているか」という問いについては、3.11から随分と考えさせられています。
早期発見、早期治療。これが国の方針です。
もし、胃カメラで小さな早期の異常が発見したら経過観察という方法をとればいい。
数週間もすればなくなる「がんもどき」が多かれ少なかれあるはずです。
しかし、皮肉にもこれだけがん検診の精度があがっているのに死亡率のトップ。
そういう矛盾したところを、この著者は指摘しています。
決して、著者は「がん」は放置すればいいとだけ言っているのではないと私は感じます。
矛盾を見抜き、患者に選択する余地のあること。この事を伝えたいのではないでしょうか。
「がん」に限らす、病と向き合う勇気を持つこと。
その勇気があれば、セカンドオピニオンを求める勇気もわいてくるはずです。
ほかならぬ自分の病、命です。
という事で、余命は本当は誰にもわからない。
患者の精気のみが知るといえばいいのでしょうか。
余命ととるか、寿命ととるか。その方の生き方も大きく関わってくるでしょう。
だからこそ、大切な時間を大切に生きましょうよという風に私は感じました。
患者さんで読んでみたい方はお貸しします。声をかけてください。
Gracias
Posted by 伊藤はり灸治療所 at 12:47
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