伊藤はり灸治療所　ノホホン日記

まいど、伊藤です。

はっきりしない天気が続きます。
しかし、日・月曜日の異常な寒さは応えました。
風邪をひろってしまった患者さんも多数おられます。
衣替えはもうしばらく待って下さい。GWもちょっと怪しいです。

さて、3.11を風化させないためにも私は定期的に震災関係の本を読んでいます。
今回はこの本。「ボランティアナースが綴る　東日本大震災」　三省堂



キャンナスという聞きなれないワードがでてきます。
これは、「デキル(Can・キャン)ことをデキル範囲で行う看護士(Nurse・ナース)」からきています。
ボランティアとして、ナースが震災直後から自発的に被災地に赴く。
リアルタイムで書き込まれるメール（報告）。ノンフィクション。ドキュメント。
現場でどんな事が起こり、どうやって対処したか。本当の意味の記録です。
トイレ掃除から始まる。それが現実です。
以前、原発事故をめぐる官邸での政治家のドタバタのドキュメントを読んだことがあります。
内容が全然違います。どれだけキャンナスの彼女（彼）達が真剣に取り組んだか。（今も）
何ができて、何をするか？そんな問いに対してひとつの答えがこの本にあります。

ただ、誰もが自分の生活を投げ捨てて現地に行ける訳ではありません。
それもまた現実です。しかし、明日は我が身。
そんな緊張感をもってこの本を読むと、少しは思考停止を防げるかもしれません。

他国の飛行機や客船の事故ばかり取り上げるマスコミに流されてはいけません。
嘘の作曲、嘘の論文。いったいそれがアナタの人生にどれだけ左右しますか？
その報道の影で、TPPや原発事故を筆頭に日本国民に大切な事案が密かに･･･
正直言って、昼間のTV番組は異常でしょう。ココは韓国か？

もっと、自分たちの事見つめなおしましょうよ。勿論、自分自身の身体の事も。
そのだるさ、ふわふわ感。何となく気になる症状。
そっちの方が大切なんです。本当ですよ!

Gracias