伊藤はり灸治療所　ノホホン日記

まいど、伊藤です。

軽く簡単に書くつもりが、其の五まできちゃいました。

前回はどうして五臓六腑、特に「胃腸の働き」が重要であるか、までいきました。
では、具体的にどうしたらよいか？積極的なアプローチは？

「はり治療しましょう」ではあまりにもお後が宜し過ぎるので･･･やっぱり食養生で攻めましょう。

いろいろなところで書いていますが、やっぱり胃腸をいたわる食事です。
年末年始の暴飲暴食には、1月7日の七草がゆを食べますね。
これは邪気を払い万病を除く占いとして食するというのと、御節料理で疲れた胃を休め、
野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという目的もあるとされています。
（七草の消化が悪いという説もありますが、ここはひとまず置いておくとします）
病院の手術後の入院食はたいてい量も回数も少なく、薄味。おかゆ食からだんだんと戻します。
病院での回復は、実はあの素朴な食事が大きく貢献していると私は考えています。

これでいいのです。あれもこれもとやるよりは。
食欲がなければ、一食ぐらい抜いてもいい。次の食事までには腹の虫が鳴きます。

温かいお茶や紅茶をいただきましょう。最近はコンビニでも常温のペット飲料が置いてあるでしょ？
これが答えなのです。普及するのが少し遅すぎる気もしますが、これが本当のサービスです。
意外にも飲んだ後すがすがしい気持ちになります。快を感じてください。

そして、はり治療で五臓六腑を整えればいいのです。はり治療はその為のものです。
ツボとはそう使う。夏バテの特効穴？鍼の医学書（素問霊枢）には「夏バテ」症状の記載はあっても
「夏バテ」という病名はありません。（恐れ多くも言い切ってしまった・・・）
患者さん個人のたった今の症状に合わせて、ツボをオーダーメード（アレンジ）する。　　
それが漢法のはり治療。だって、貴方の夏バテと貴女の夏バテ、全然違うでしょ？

でも、がっかりしないで下さい。食養生だけでもびっくりするくらい効きますから。
因みに、私は年間360日くらい朝食はおかゆと納豆とお味噌汁です。
写真はシャア専用ザクじゃなくて、私専用おかゆ土鍋。格好から入る。それも大事。

　　
　　　　　　　　
Gracias