伊藤はり灸治療所　ノホホン日記

まいど、伊藤です。

今日は雨です。庭の水遣りをさぼってこんな記事を書いてみました。
随分前の新聞記事ですが、ストックしてあったので取り上げます。
平成25年10月8日　静岡新聞の記事です。



「サプリメントの弱点は補給してもなかなかその効果を実感できない点」
これでおしまいなら私はここで敢えて取り上げません。
問題はその後の着目点と結論です。

私はよく患者さんに「食物を食べているのではなく、食物の気をいただいている」
と説明します。気味というのですが・・・
よって、人工的なサプリメントには気が抜けているという感覚を持っています。
サプリメントだけで生きられる日は来ないと信じています！
でなければ、世界中の料理人（家庭のシェフも含む）やパティシエ達が泣きます。
彼らは味は勿論、見た目や演出までもに気を配り食を提供してくれます。
料理人の気持ちがこもっているから美味しいのです。

さて、野菜は畑の土の気を受けて実を付けます。大地の気、大気の気、地球の気。
畑の環境が悪ければ、悪い野菜が出来る。そして、それは人体にも悪い。
こういった視点を持つと記事にあるように、

「野菜の栄養補給の場である畑やプランターは私たちの体の一部であり、
畑の環境は私たちの腸内環境といえます」

「人間が生きるためには、自分だけでなく自分を取り囲むあらゆる外部環境も
自分の一部であるというホリスティックな認識が必要」

「自分以外の人を自分の一部として大切にすることと同じではないでしょうか」

こんな言葉が出てくるわけです。
この「サプリ～」のタイトルがいい意味で期待を裏切り大切なところに結論をもってくるあたり。
とても好感が持てる記事でした。（だからスクラップブックに閉じてあったのだけど）

オゾン層、PM2.5、温暖化、砂漠化、異常気象、海面上昇、放射能などなど
そういったキーワードを自分の事として考える。何かアクションできるだろうか？

たまにはぼんやりと雨を見ながら、そんな事を考えてみる。

Gracias